2次創作「アルバ王国」の自キャラ、エドガー・ユーンの過去のお話。
ショタ姦有。拷問有り。描写等で不適切な表現がありますので、閲覧の際はご注意ください。
また、苦手な方はご遠慮お願い致します。
■アルバ王国、神官居室■
「わぁああ!!!」
悪い…夢を見た。
”ハァ…ハァ…ハァ…。”と荒い息が上がる。
そして、もうある筈もないのに、手首を知らず撫でていた。
■某国■
俺は世間でいう所の貴族の子という奴だった。
といっても、もう没落寸前の貧乏貴族。名が負担になって落ちて行く一方だった。
4歳になる頃、母に連れ立たれて珍しく王の城へ行く事になった。
「王、謁見賜りありがとう存じます。この子が…言っていた者ですわ。」
「ふむ…。中々…綺麗な顔をしておるな…。」
「で、どうでしょうか?」
「うむ。そなたの良いようにしよう。」
「ママ…?」
大人の含んだようなやり取りに不安で一杯になり母親の顔を見る。
「今日からあなたはここで暮らすの。良い子にしてね?」
そういうと一人残され母は去って行った。
「マ…ママーーーーー!!!」
追掛けようとするも、城の家来に押えられ動く事が出来なかった。
泣きじゃくる俺に王は優しく髪を撫で、絶望的な言葉を放った。
「お前は…私に買われたのだ。お前の母は家の為にお前を売ったんだよ。もう、逃げても帰る場所はない。」
売られたと告げられ、半分は”あぁ…やっぱり…”という気持ちもあった。
「貴族」でいる為には金がかかる。家名を捨てればいいだろうに、俺の両親は「貴族」でいる事を。古くから続く家名の重さを捨てられなかった。
この国の王は世間でもしれる男色家だった。特に年端もいかぬ少年を好むと。
自室として与えられる部屋へ向かう途中、”売られた”という事実とこれから何をされるのかという恐怖で体の震えが止まらない。
「こちらがこれから貴方のお部屋になります。王がおられない間は自由になさってください。ただし、逃げる事は出来ませんので、心にとどめ置きください。」
カタカタと震える体をそっと椅子へと座らせると、侍従と思われる人はお茶を入れてくれた。
「…落ち着きますよ。どうぞ。」
一度は机に置くも動かない俺の手にカップを握らせると口へと運ぶ。
お茶の温かさと飲んだことのない味に少し気が落ち着く。
「飲まれましたら…そのままお置き下さい。後程湯あみの準備が整いましたら、お声をかけにまいります。」
「あの!貴方は…。」
恐怖の中、物腰柔らかく優しく接してくれるその人にすがるような気持ちで訊ねる。
気持ちを察してか、悲しげに微笑むと
「私は王から命を受け、今後貴方のお世話をさせていただく従事でございます。何か、御用の際には遠慮なくお申し付け下さい。」
と深く頭を垂れた。
仮にも一貴族の子である俺への配慮であろうか。買われた者に従事が付くなどとは思いもよらず驚く。
「では…後程。」
と小さく微笑むと彼は去って行った。
一人になると、急に悲しみが心を支配する。
「ぅっ…うっ…っ…。」
枕へ顔を押し付けて、咽び、泣いた。
泣いた所でもう…。帰る場所はない。
一しきり泣くと喉が渇き、従事が入れてくれたお茶に手を伸ばし飲む。
「不思議な…味だな…。美味し…。」
コクコクとゆっくり飲み干すと、体を丸めてベットへ横になる。
泣き過ぎたのか疲れたのか頭がぼんやりしてくる。少し眠ろう…。そう思った時
先程の従事に声をかけられる。
「…湯あみの用意が整いましたので。」
思考が定まらない中、言われるまま湯殿へと連れて行かれる。
広く開けた大理石造りの湯殿はなみなみと湯が注がれ濛々と湯気が立っている。
「さ、こちらへ…。」
浴槽の中へいざなわれ、されるままに体を洗われる。
「ぁっ…!」
海綿で体をなぞられる度、続々と肌が波たつ。
体は段々熱を帯び息をするのも辛い。
「ぼ、僕…何か…ヘン…ぁん!!」
「ほぉ…宜しい声でお啼きになられる…。ではこちらはどうでしょう…。」
そういうと従事は小さな胸の頂きを指で弄り始める。
「ふっ…あ、な、何…?ぅん…はぁん…!」
「ふふ、良く薬が効いている様だ。それに…。中々…感度も宜しい様だ。王もご満足…されましょう。」
そう耳元で囁かれ、あの先に飲んだお茶に何か入れられていた事に気が付いた。
「あの、お茶…な…ぁん…か、っう…いれ…た…の?」
いじられる度熱が体を支配していく。
「ぁ…っん…ふ…。ゃ…だ。…ぃや…。やぁあ!!」
敏感になりすぎた体に与え続けられる刺激に、耐え切れず恥辱と、一瞬でも安らぎを見た人の裏切りに声をあげた。
”はっ…はっ…は…っ…。”
荒く上がる息に従事は
「そろそろ…宜しい様ですね…。お茶は…貴方が苦しまず、済む様にとの配慮からの事。気を悪くなさいませんよう…。」
とそういうと柔らかいタオルで包み、抱きかかえると自室とは違う部屋へ俺を運んで行った。
”キィ…。”
体に籠る熱で周りに気を良く見る余裕もなかったが、連れてこられた部屋は広く豪勢な作りをしていた。
「王…湯あみが終わりまして御座います。」
俺を抱きかかえたまま恭しく頭を垂れる従事。
「…ご苦労。こちらへ。」
従事は恭しく近寄り天蓋付の大きな寝具へと俺を横たわらせた。
「ほぅ…。いい…顔をしているな。これは…期待できそうだ。下がってよい。」
俺を見て従事を下がらせると、横たわる俺の傍へ腰かけた。
「さぁ…お前はどんな声で啼くのだ?存分に聞かせてもらおうか…。」
恐怖に襲われるも、体が高ぶって頭が思うように働かない。
王はゆっくり俺に近づくと”ザラり…”とその舌で首筋を舐め上げた。
「ぁあ!!!」
舐められた箇所に体中に散っていた熱が集まるかのように移動し、体がしびれる。
「ふふふ…。薬には…抵抗できまい?」
そう言うと唇を合わせ舌を差し込み口腔内をジュルジュルと嘗め回す。
「んっ!!!ん〝んーーーー!!!!」
舌を吸われ息が出来ない、意識が遠のきそうに成程吸われ解放されると、吐きそうなほどむせ返った。
「ふ…その苦悶の顔…堪らないな。お前は…我を誘っているのか?」
グニャリと笑う王の顔に、逃げ出そうと力の入らぬ体で必死に暴れる。
「ふん…逃げられはしない。」
俺の上へと馬乗りになり。ベットの端から”チャラリ…”と何かを取り出した。
「お前への…贈り物だ…。」
そう言ってその取り出した手かせを手首へとはめた。
To be contin continued…
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